地球環境基金助成活動
座学 ワークショップ : 日土東地区公民館にて開催
四国農山村地域の限界集落現状とその周辺地域環境悪化の報告、地域活性化と地域コミュニティの悪化の報告。その後、この地域活動から「地域活性化へ繋ぐ足づくり」の事例報告と地域再生ワークショップで地域環境課題の共有と今後の地域環境保全活動を話し合う。
愛媛県南予を代表する港町とみかん等の農業を軸として栄えた時代が終わり、高齢化+過疎化が深刻な町空間となっていることで、大城八幡浜市長も急遽ご参加くださっての議論。
地元地域支援員組織の連携効果が大きい。
地球環境基金助成活動
座学 ワークショップ : 伊予市双海地域事務所3階文化ホールにて開催
愛媛県を代表する環境保全としての活動事例発表「伊予市双海地区グリンツーリズムの取り組みについて」を同協議会事務局と地域おこし協力隊担当者から報告。それを受けて、その後の地域再生ワークショップでは地域環境課題の共通意識の確認と今後の地域環境保全活動を話し合う。
この地域ではグリンツーリズム事業が進行しているが、どちらかといえば経済観光系の色が濃く、今後はもっと地域特有の自然保護を重視した周辺との連携環境活動の必要性が提案された。
地球環境基金助成活動
高松市の高松テルサにて
大雪による交通機関の乱れや通行止め相次ぐ中での開催
平成23年度における事業活動趣旨・概要と活動報告。
続く基調講演は テーマ「地域資源から価値生む存在へ」
講師は、NPO法人エコけん代表 清水佳香さん(福岡)
環づくり四国のためのパネルディスカッションとグループ別、各課題別のワークショップ
今を知り未来へ学ぶで地域環境課題の共有と、今後の地域環境保全活動について参加者全員での討論。
今後の四国地域における限界集落と地域環境の大きな問題点を、参考となる講演や地域からの提案型パネルディスカッションにより出来るだけ多くの問題点や提案を摘出。次年度に向けて、各地域からの新しい組織・団体・企業の参加提携も報告された。
上勝町「環on」での取材
様々な面で先進国である日本が、少子高齢化により地方の過疎化が進んでいることに世界の中では注目されているそうです。そんな中、本当は?実態は?ということでリサーチした結果、私たちの活動「環づくり四国/限界集落から考える資源再生プログラム」に関心を持たれ、英国BBC放送の人気パーソナリティー(ピーター氏)がわざわざ取材にこられました。
そして、私たちの活動に対しては、嬉しいことに最高の評価をいただきました。
*メインの代表への取材は・・・なんと写真撮り忘れました~m(__)m
こんな感じで囲炉裏端での取材です。
3日間の徳島滞在
「環on」のある上勝町と上那賀町へも足を運ばれ、特に上那賀町の元気なお年寄りが印象的だったようです。
木が~
今までは伸びた草に埋もれていたのに、なんとしっかり育ってます。
もう間違って草と一緒に刈り取る心配はなさそう。
こういった山の中でもルールを守れないマナーの悪い人たちがいて驚き!
車の入ってはいけないゾーンでも平気で乗り入れ蕨採り。
同じように区画を預かって山の手入れする仲間なら、これだけは守りたいものです。
今年で5年目を迎えた「小夜の上勝竹灯り」
今回は、静かな静かな時を・・・・
懐かしいレコード盤での音楽と談話。
廃油ろうそくの灯りにアナログな音がマッチして、ゆったりとした流れで時が過ぎます。
毎年、私たちと一緒にこの一時を愉しんでくださるご近所さんへ、遠くより足を運んで下さる方々へ・・・
感謝の意味を込めて、今年のテーマは『煦(ひかり)』でした。
子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動として、今年も子どもの自然体験学習を行いました。
今回は香川と徳島の県境近くの奥塩江(高松市)のモモの広場で集合です。香川と徳島の子どもたちの交流も兼ねて、一日工作や川遊び。廃校になった学校の校庭での懐かしくゆったりとした一日は、タイムスリップしたような感じでした。工作途中、赤とんぼを帽子で捕まえようと追っかける姿も・・・・
トントン組(工作チーム)
竹を台にして水車を作りました。
出来上がったものは横の川につけてみると
どれもくるくるとよ~く回りました。
小水力・・・水車が回ることで、電気も起こせることを試しました。暗い灯りでしたがしっかりついてましたね。
ペタペタ組(お絵かきチーム)
竹でトーテムポールをみんなで作りました。各々が描いたパーツをつなげてみると・・・
こんなに高いの出来ました。
地球環境基金助成事業
西条公民館 研修室2にて開催
地元活動事例発表
『千町(せんじょう)の棚田を開墾した そば作り体験事業』
NPO法人西条加茂蕎麦くらぶ 理事長 川又 堅次氏
そば作りの過程も、パネルで見せていただきました。
地元で活動する皆さんと地域外の皆さんとの活発な意見交換もでき、お互いに今後も繋がっていこうということでこの笑顔です。
地球環境基金助成事業
座学ワークショップ:魚梁瀬多目的施設 ホールにて開催
高知馬路村の魚梁瀬地区でのエリアミーティングは、先日の豪雨により県道12号線が通行止めの中の開催となりました。
迂回して馬路村に入るため、通常よりも40~50分余計に山道を走ることになり、正直かなり遠かったです。
そのため県外からの参加者は少なくなってしまったのですが、徳島の上勝町からの熱心な参加者がいて驚きました。
魚梁瀬と書いて「やなせ」 とてもキレイな名前です。
エリアミーティングの前には、馬路村役場 魚梁瀬支所の井上さんが地区内を案内して下さいました。
ここは、昔から日本三大美林でもある魚梁瀬杉で有名だった場所で、その杉を運搬する森林鉄道もありましたが、ダム建設により村と共に鉄道軌道も水没してしまったそうです。今は公園内に列車と当時の駅、そしてレールが少々残っています。ダムのために高台に移った村は、とても静かで『ここは桃源郷?』と思うようないい雰囲気があります。
地域活動事例発表
『魚梁瀬観光ツアーの取り組みについて』
馬路村観光協会魚梁瀬支部 枦山 逸男氏
その後は、今後についての意見が活発に出されましたが、中でも地元住民の方の意見がとても印象的でした。
ユニークで大胆なものもあり・・・でもそれは、そこにずっと暮らしているからこそ分かるその土地の良さを生かした妙案だと感心させられました。
帰り道、馬路で買った柚子ポンの袋には、温かみのある字で
「ヤナセいうたら、ちっと遠いけんど遊びにこんかえ?
けんど観光地とちがうき、来てもなんぢゃあないき、いうちょくぜ。」とありました。
なるほど・・・・
なんぢゃあないけど、それが良いと思えるところでした。
魚梁瀬の皆さんと
地球環境基金助成事業
山も色づき始めた日曜日、千年の森での下草刈りボランティアを行いました。
天気予報では「雨」だったのですが、雨も降らず心地よい風が少しあり作業にはちょうどよい一日でした。
参加者は天候の影響もありキャンセルある中
今回は林業されてる方もいて、半日でかなりの刈取りできました。
今年の何度かの台風の影響もあってか、かなり成長した木も何本か折れてました。
根を深く張っていなかったのか・・・・ショックです。
午後は山を下り参加者での話合い。
山の話、参加者の地元の現状など。
中でも神山から参加して下さった貞政ご夫妻の「蜜蜂」の話は興味深く、全員で聴き入ってしまいました。
森の案内人でもあるお二人は非常に有難い戦力でありましたし、山や蜂への愛情は特に深く、作業に大切なものを学んだ気がしました。
子どもゆめ基金助成事業
今回は、上勝の古い家で昔のお正月体験です。
最近はほとんど見られなくなった「恵方棚」を、小松島市の片山寿雄さんに詳しく意味などを教えていただきながら、みんなで飾り付け。
Xmasツリーは毎年飾っても、お正月の飾りは見るのも初めてだというお友達や父兄の方がほとんどでした。
飾りをつける木の話や、串柿の数に込められた意味などもよくわかりました。
飾り物は、米粉で作られた大黒様や大きな鯛、打出の小槌など・・・とても軽く、力を入れるとすぐに壊れそうなもの。
「 これって食べれる?」って質問も。
紙の大判や小判もあり、その他には色とりどりで様々な模様の綺麗な手まり。
手まりは、小松島市の熊野妙子さんの手作りのもの。
みんなが一つずつ吊るせるようにと、たくさん持って来て下さいました。
色糸を巻いて作る手まりは本当に綺麗で、子どもたちやお母さんからも「作りたい」という声が多かったです。
熊野さんには、またゆっくり教えていただくようにお願いしましたよ。
次は「縄を綯う」ことに挑戦。
これも片山さんが教えて下さいました。
簡単そうに見えるのに・・・なかなか大変。みんな大奮闘。
片山さんはスイスイ作って、恵方棚に飾り付けてくれました。
大人も悪戦苦闘する中、初めてなのにとっても上手いお友だちもいました。
長~い長~いのを作って大きな輪っかにし、首飾りにしてプレゼントしてくれて・・・嬉しかったよ♪
■羽子板づくり■
個性あふれる絵は、どれも素敵!
■独楽づくり ■
ドングリの独楽と折り紙でも作りました。
ドングリの独楽は軸をつける位置がポイント
一人で黙々と微調整しながら、最高の独楽も作りました。
■折り紙独楽■
折り方は難しいけれど、とてもよく回ります。
子どもも大人も夢中になって・・・
昔のお正月遊びの定番 独楽回し、かるた、すごろく、福笑い。
他にはめんこやお手玉も用意して、高知からきてくれた公文清水さんに遊びを教えてもらいながら『遊びの王国』へと移ります。
簡単な昔の遊びに興味持ってもらえるかなとの心配もありましたが・・・
合間でおやつも・・・
囲炉裏ではおへぎを、そして外では焼き芋
あいにくの雨の一日となりましたが、田舎の古い家はたくさんの子どもたちの笑い声で溢れていました。
昔の素朴な遊びは、年齢に関係なくみんなでいっしょに楽しめるものだったんだと改めて気付いたことでした。
さて来年のお正月、みんなどんな風に迎えてくれるか楽しみです。
(財)日本環境協会の行っている「プロジェクトD」に賛同し、私たち『あわかっぺ・エコくらぶ』(環境とくしまネットワークのこどもエコクラブ)もどんぐりを植えています。
プロジェクトD(どんぐり)とは・・・・
昨年の東日本大震災で、大きな被害を受けた東北の広大な樹林地を再生するために、全国から仲間を募り、被災地で拾ったどんぐりから苗木を育て、被災地に送り返して植樹することで、被災地の復興を応援する活動です。
岩手、宮城、福島の小学生が拾い送ってくれたどんぐりを、みんなで天然素材のポットに植えます。
この後はお水をたっぷりあげて、乾燥しないように濡れた新聞紙で覆い持ち帰ってもらいました。
これから1年~2年は、お家で育ててもらいます。
乾燥しないようビニールで覆ったりと最初は大変ですが、今度持ち寄った時にはしっかりした苗木になってると信じて、どんぐり兄弟は別れました。
この中の何個が育つでしょうか・・・・・
一本でも多くしっかりとした苗木にして元の場所に返してあげたい。
遠く離れた場所にいても、こういった復興のお手伝いもできること、そしてまた、このどんぐりを通じて、被災地のお友だちとも心の交流ができることを子どもたちに知ってほしいのです・・・・・
一年後が楽しみ♪
苗木と共に、きっと体も心もひとまわり大きくなった子どもたちに会えると信じて。
午前中は観音寺市にある『田代商店』
衣類のリサイクルで四国では有名なところ。
この時は、三連休前のため集められた衣類も通常の半分くらいだったそうですが、それでもこの山です。
この衣類がベルトコンベアで流れていく中、人の手で手際よく分類されていき、最終的には種類・色分けごとにこのように梱包され倉庫で海外輸出されるのを待っています。
大きな倉庫の中は、ずっと奥まで高く積まれた衣類ブロックでいっぱい。
衣類として利用の無理なものは、木綿はウエスに、その他は反毛材としてすべてすべてリサイクルされるそうです。
案内してくださった工場長さんは、衣類がリサイクルできるということがまだまだ浸透していないので、もっと認識を高められるようにすること、同時にもう少しリサイクル率、リユース率を高めたいとのことでした。
工場内に一歩入った時から不要な衣類の山に驚き、あとは無駄のない人の動きにまた驚きでした。
分業が徹底していて、2階では洋服の分類。3階ではリユース出来ないものをウエスや反毛材にするために、ボタンや金具を外す人、布を切る人、重さを量りながらパックしていく人と手際の良さにもびっくり。
見学前にはたくさん衣類が集められているので、臭いがきついのではと覚悟して出かけましたが、その心配もなかったです。衣類がここまでリサイクル・リユースできるので、簡単に捨ててしまわないようにしないといけないなと改めて考えさせられた見学になりました。海外では、日本製の下着が人気あるそうですが・・・これは正直出しづらいかな。
午後は高松市香南町の『ちよだ製作所』です。
ここは廃棄うどんを原料としたバイオエタノール生産技術を開発されたところです。
うどん県ならではの発想だなと、見学前からかなり楽しみにしていました。
先に会議室での説明を受けてから工場内へ・・・・
高さ8mもある大きな機械でしたが、この中の見える丸窓の中には、うどんと水が組換酵母とともに撹拌されていています。
「これ見てみ、うどんのだし汁もはいっとるわ」との声もありましたが、まさにそんな色。しかし、だし汁ではなく水だけ。
こちらは『うどんまるごと循環プロジェクト』へも参加されており、県内のNPOや福祉施設、自治体とともに、うどん店や製麺工場から廃棄されるうどんをエタノール化して、うどんを茹でる燃料に使用し、液肥でネギを育てるという持続可能な循環型社会をめざしているそうです。
実際に火もつけてくださいました。おお~っ
食べ物や生ごみからもこうした燃料がつくれること、読み聞きするだけじゃなく目の当たりにするとまた全く違います。
食べ物、衣類は残して終わり、着古して終わりじゃないことしっかり頭に置いて生活しないと・・・貴重な一日ツアーになりました。
ご協力いただきました「田代商店」さん、「ちよだ製作所」さんありがとうございました。
地球環境基金委託事業
松山市男女共同参画推進センター(愛称:コムズ) 会議室5にて
2日間連続講座
主催:独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金部
運営・企画:特非 環境とくしまネットワーク